レビューとは一口にいっても外部仕様や実装、テストなど対象となる工程も幅広く、成果物も仕様書や設計書、ソースコードなどさまざまです。
また、レビューでチェックすべき項目や検出される指摘の種類も、工程や成果物ごとに異なります。
このように多様な工程や成果物に対して、レビューを実施するたびに指摘の分類や原因工程・検出工程、カスタムフィールドなどのレビ ューに必要な情報を毎回レビューファイルに設定するのは大変です。
そこで、工程別のレビューファイルのテンプレートを事前に作成することをオススメします。
指摘の分類や原因工程・検出工程、カスタムフィールドなどが設定されている既存のレビューファイルから指摘を削除し、工程別にテンプレートとして保存します。
保存したテンプレートからレビューする工程に合ったテンプレートを選択してレビューファイルを作成することで、既にレビューファイルに必要な情報が設定された状態でレビューを開始できます。
これにより、複数の工程に対してもレビューファイルの準備に手間がかかったり、もれがあったりすることなくレビューを実施できます。
テンプレート機能の詳細はこちらを参照ください。
さらに、Lightning Review 開発チームならではの使い方を紹介します。
事前に工程別のテンプレートに、図のようにセルフチェック観点をあらかじめ指摘として登録しておきます。
レビュー前に、レビューイはセルフチェック観点に対する処置内容を指摘の[修正内容]欄に記入し、その指摘のステータスを[修正済み]にします。
例えば、実装工程で処理速度が妥当か確認する観点であれば、処理速度の計測結果を[修正内容]欄に記入します。
そして、レビュー時にレビューアが確認して、処置内容が妥当であれば、指摘を[確認済み]にします。
レビューファイルにセルフチェックの指摘があることで、レビューイはレビュー準備の際にセルフチェックを忘れずに実施できますし 、レビューアもレビューイがどのようにセルフチェックを実施したかを指摘の[修正内容]欄から確認できるため、重要なチェック項目について認識の誤り・ずれなどがあってもレビューで摘み取ることができます。