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前川 寛

Lightning Review (以下、LR)開発チームに参画して、半年の前川です。
以前のチームでは一番年下だった私が、このチームでは上からかぞえた方が早くなりました。。。歳を感じる今日この頃です。

さて、レビューファイルに指摘を追加した後、修正者をどこまで割り振ったのかわからなくなったことはありませんか?

LR の修正者の割り当てについて

LR は、指摘を追加したときに先頭に設定されたメンバを自動的に修正者に割り当てます。
この機能はとても便利なのですが、1つのレビューファイルに対して複数人が修正を並行して行うようなケースでは、指摘ごとに修正者を割り当てる必要があります。

しかし、レビュー時に都度、修正者を割り当てるのは手間であるため、修正に着手する時に修正者を変更することが多いかと思います。
このようなケースでは、修正者が自動的に割り当てられることで、逆にどこまで適切に修正者を割り振ったのか、わからなくなることがしばしばあります。

修正者の割り当てが適切にされないと、メンバ間の認識の齟齬によって、1つの指摘を複数人がそれぞれ修正してしまったり、お互いが手を付けずにお見合いしてしまったりすることが発生します。
こういった事象は、プロジェクトの管理を難しくする一因になります。

未定を表すメンバを追加して解決する

この問題を解決するための効果的な方法があります。
それは、未定を表すメンバを追加して、このメンバを修正者として自動的に割り当てられるようにしておくことです。
これにより、修正者が割り当てられていない指摘が一目瞭然になり、プロジェクトの管理が格段に楽になります。

未定を表すメンバの追加手順

001.png 次の手順で、未定を表すメンバを追加します。

  1. [概要]ページを表示させ、ナビゲータの[メンバ]を押下することで、メンバの設定画面を表示させます。
  2. [メンバ追加] ボタンを押下すると、[新規メンバ]というメンバが追加されるので、メンバ名を(未定)に変更します。
  3. (未定)のメンバを選択して、[↑]ボタンで一覧の最上位に移動させます。

この設定を行うことで、指摘を新規に追加したときに、修正者に(未定)が設定されるようになります。

(未定)のメンバを追加したテンプレートを利用したり、スクリプトから追加したりすることでメンバ追加の手間も減らせます。
ユースケースに合わせて、利用してみてください。

まとめ

修正者の割り当てに焦点を当て、スムーズなレビュープロセスを実現するための Tips をご紹介しました。
この Tips を適用して(未定)のメンバを追加することで、複数人で1つのレビューファイルの処置をするときに、誰がどの指摘を修正するかが一目瞭然になり、プロジェクトの管理が格段に楽になります。

是非、この Tips を実践して、スムーズなプロジェクト管理ができるようなプロセスを構築してみてください。

では、また次の記事でお会いしましょう。

加美川 真由子

Lightning Review (以下、LR)開発チーム、入社4年目の加美川です。
急激に寒すぎやしませんか!?!?!?
厚手のコートやもふもふのセーターをかき集めて、マフラーぐるぐる巻きでどうにか会社に来ています。
着ぶくれでシルエットがまんまるになっていると言われましたが……いいんです。寒くなければよいのです。

以前、全4回のブログにてご紹介した、弊社が開発・リリースしている次世代設計ツール『Next Design (以下、ND)』と LR とが結びついた「ND-LR 連携」機能。
ND の成果物への指摘をリアルタイムに ND 上で表示できたり、レビュー指摘やレビュー状況を ND の画面上で分析できたりと、ND の成果物のレビューを強力に支援する連携機能です。

その ND-LR連携機能が、このたびついにリリースしました!🎉

ようやくユーザーの皆さまにお届けできるということで、たくさん使っていただきたい!と思い、使い方説明の動画を作成しました。
これを見れば、ND-LR 連携をばっちり使い始められるはずです!

ここでひとつ、ND-LR 連携開発こぼれ話を。

LR開発チームでは、開発中の ND-LR連携を実際にチーム内のレビューで使ってみて、「ほんとに使いやすいかな?」「使いにくいところはないかな?」ということをチェックしていました。
その際に、チームメンバから、
「LR の指摘を ND のエラーとして表示できて、指摘のステータスも同期するので、指摘修正の進捗状況を把握しやすい」
「指摘を直した後、そのまま ND のエラーをダブルクリックして LR の次の指摘にジャンプできるので、流れが良い」
など、「指摘の修正時に特に使いやすい!」という感想をもらうことができました。

ND-LR連携の「推しポイント」のひとつが、「 LR を使った ND の成果物のレビューがスムーズになること」です。
LR 開発チームとしても太鼓判を押せる「スムーズなレビュー」を、ぜひ ND-LR 連携を実際に使って、体感していただきたいなと思います!

このたびリリースした ND-LR連携、たくさん使っていただけると嬉しいです!
ND-LR連携についてもっと詳しく知りたい場合は、以下の過去のブログもご覧ください!
Next Design のプロジェクトファイルを Lightning Review でレビューする
ND-LR 連携で Next Design のモデルをスムーズにレビューできる
ND-LR 連携で Next Design のレビュー結果を分析できる
ND-LR 連携で Next Design 上の指摘の表示をカスタマイズする

角谷 健太

Lightning Review (以下、LR)開発チーム、入社3年目の角谷です!
最近ようやく涼しくなったので、キャンプ場に焚火しに行きました🔥
ついでに、買ってから眠っていたダッチオーブンで燻製も作ったのですが、初めてにしては美味しくできました。
ベーコン、チーズ、ソーセージの燻製を作ったのですが、特にソーセージが美味しかったです。
この調子であらゆるものを燻製にしていきたいですね。

今回は LR のTipsとして、「中間レビューごとに指摘を管理する」使い方についてご紹介します。

大きな変更を伴う開発アイテムを経験の浅い開発者が担当する場合、一度のレビューで成果物の全体を確認すると、似たような指摘が大量に発生してしまうかもしれません。
コードレビューを例に挙げると、私の過去の経験では以下の内容で指摘されることが複数回ありました。

  • ソースコードのコメントの書き方がコーディング規約に沿っていない
  • 処理が共通化されておらず、コピーコードになっている

効率的な開発のためには、早めに問題点を検出し、類似のミスはしないように進めていくことが大切です。

このような問題に対して、私たちのチームでは成果物が完成する前に何度かレビューすることを「中間レビュー」と呼んで実施しています。
開発途中の成果物に対して、中間レビューで識者の指摘をもらうことで、開発者はその後の開発において中間レビューの指摘を参考に、成果物の問題点を事前に摘み取りやすくなります。
中間レビューでもらった指摘は、LR を使うと例えば以下のように管理できます。

中間レビューを実施したレビューファイルの画像

LR では一つのレビューファイル内で複数のドキュメントとアウトラインノードを自由に作成できるので、中間レビューごとにドキュメントやアウトラインノードを用意すれば、指摘を簡単に分類できます。
開発者は中間レビューでもらった指摘と類似の指摘がその後のレビューで出ていないかを確認することで、自身の仕事の振り返りにも活用できます。

ぜひ、試してみてください!

箕浦 彩香

Lightning Review (以下、LR)開発チーム、入社5年目の箕浦です。
夏に向けて体を絞るためにこの前まで筋トレを頑張っていましたが、9月に入って夏の終わりを感じてめっきりやる気が下がってしまいました。
自分の筋肉が減っていくのを感じて悲しいので、そろそろやらなきゃと思っている今日この頃です…😅

さて、今回は、LRの紹介ではなく、先日リリースした TimeTracker Analytics という別の製品の紹介です。
実は私は、今年の春先から TimeTracker Analytics の開発をやっていました!
初めてゼロから新しいツールを開発できてとても新鮮でした。トラブルもちょこちょこありましたが、無事リリースできて達成感いっぱいです。
頑張って開発したので、ぜひ、日頃お世話になっている皆様に紹介させてください!!

TimeTracker NX とは

TimeTracker Analytics の紹介の前に、TimeTracker NX の紹介をさせてください。
弊社では TimeTracker NX という、知識労働・デスクワーク業務における工数管理・プロジェクト管理ツールを開発しています。
前身となる製品も含めると、10年以上前から販売している歴史のある製品です。
短時間で簡単に工数入力できる現場の声を取り入れたプロジェクト管理機能を備えるなどの特徴があります。
負荷なく工数を付けられるので、全員が毎日、正確な実績工数を記録できます。
これにより、知識労働のコストの中心である人件費(=工数)の明確化やその改善につなげることができます
こういった点が評価され、現在75,000名を超えるユーザー様に愛される弊社自慢の製品です!!
私も含め、全社員が毎日愛用しています。

TimeTracker Analytics とは

私たちは、TimeTracker NX に蓄積された工数やコストなどのあらゆるデータを分析する TimeTracker Analytics というデスクトップアプリケーションを開発しました!
『フィルタ機能を使って特定のデータに着目』『データをグラフ表示して見える化』 など思いのままにデータを分析でき、改善につなげることができます。
例えば、以下のように組織ごとにデータを集計できます。
部署や組織単位にデータを簡単・高速に集計することで、さらなる分析や改善につなげることができます。
工数だけでなく、コストも集計でき、他にも TimeTracker NX で入力したあらゆるデータを高速に集計できます。
また、集計したデータは簡単な操作だけでグラフとして表示でき、折れ線や積み上げ棒などグラフの種類も多く用意しています。
データを視覚的に捉えることで計画との比較や工数の多い工程などの把握が簡単になります。

まだまだ魅力はたくさんありますが、紹介は以上です。
TimeTracker NX や TimeTracker Analytics について、もっと知りたい方は、ぜひ、**製品サイト**をご覧ください。

現在は、前回のブログで紹介したND-LR連携を絶賛開発中です!
こちらのリリースも乞うご期待!!

加美川 真由子

Lightning Review (以下、LR)開発チーム、入社4年目の加美川です。
夏も真っ盛り! 名古屋の夏は例年通り、いや例年以上に過酷です!
ここまで暑いと早く秋になってほしいという気もしますが、今度はあっという間に寒くなってしまうんですよね……。

さて、5月からご紹介を続けてきた、弊社が開発・リリースしている次世代設計ツール『Next Design (以下、ND)』と LR とが結びついた「ND-LR 連携」機能ですが、今月がラストです!
前回前々回の記事で、ND の成果物をよりレビューしやすくする機能や、ND の成果物のレビュー結果を分析し、LR の指摘を ND の画面上に表示できる機能をご紹介しました。
今回は、ND の画面上で指摘の表示をカスタマイズすることでレビューの実施・分析機能がさらに便利になる新機能、[指摘表示のカスタマイズ]についてご紹介します。

指摘をフィルタする

たくさんのレビューファイルをインポートして分析しようとしたり、1つのレビューファイルでも多くの指摘が登録されていたりすると、ND の画面上に大量の指摘がエラーとして表示されることになります。
その状態で、例えば自分の直すべき未修正の指摘だけを洗い出すのは大変です。
[指摘表示のカスタマイズ]機能では、ND 上で表示している指摘をフィルタできます。

NDで表示中の指摘をフィルタできる

画像のように、[自分が修正者]にチェックを入れることで、自分が修正担当になっている指摘だけをフィルタして表示できます。
ND の機能でエラーのタイプごとにフィルタがかけられるので、自分の直すべき未修正の指摘だけを ND 上で表示できます。
これにより、大量の指摘を ND 上で表示していても、自分が対応すべき指摘を見つけやすくできます。

他にも、確認済みの指摘を除くフィルタや、クローズしたレビューの指摘を除くフィルタが選択できます。
例えば、「もう対応の終わった指摘は表示したくない!」という場合に設定していただくことで、まだ指摘の修正や確認、レビューの承認が済んでいない指摘のみを表示できます。

フィルタ一覧

指摘の修正者や優先度を表示する

レビューを分析していてなかなか修正されない指摘が見つかったときには、指摘を早く直してもらえるように指摘の修正担当者をフォローしたい場面があると思います。
また、レビューが終わっていざ指摘を修正しようとする際、指摘の修正の優先度が高いものから修正していきたい、ということもあると思います。 [指摘表示のカスタマイズ]機能では、ND 上で表示している指摘の、[カテゴリ]列に表示する内容を切り替えられます。

[カテゴリ]列の表示の切り替え

これにより、指摘の担当者が知りたいときには[修正者]を表示することで、指摘ごとの修正担当が誰かを一覧で確認できます。
また、どの指摘から優先して直していけばよいかを知りたいときには[優先度]を表示してソートすることで、優先度の高い指摘がどの指摘なのかがすぐに分かります。

ND の画面上での指摘の表示方法を、ご自身の日頃の業務での LR や ND の使い方に合わせてカスタマイズしていただくことで、ND-LR連携のレビューの実施・分析機能はぐっと使いやすくなります!

例えば、普段成果物のレビューを受けて修正することが多い人であれば、指摘のフィルタの[自分が修正者]にチェックを入れて、カテゴリ列の表示を[優先度]にしておくとよいでしょう。
そうすると、自分が修正すべき指摘のみを表示しつつ、修正の優先度が高いものから直していけます。
また、プロジェクトのレビューの進捗を管理することが多いマネージャー層であれば、指摘のフィルタを[確認済みの指摘を除く]や[クローズしたレビューの指摘を除く]に設定して、カテゴリ列の表示を[修正者]にしておくことをおすすめします。
指摘の修正・確認やクローズが進んでいないなどの問題があるレビューのみを素早く確認して、担当者をフォローできます。

5月から今月まで、ND と LR とが連携する新機能についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
現在、開発を進めているので、リリースされたらぜひ使っていただきたいです!